【調整さんをまとめたい】ふたつのCSVファイルを一つにまとめるスクリプト

調整さんで出欠を取得するとき、複数のページで取得したものをひとつにまとめたいときがある。簡単にまとめるスクリプトを準備する。

たくろう

Apr 3, 2025

ふたつのCSVファイルを一つにまとめるスクリプトDB

Table view

スクラップ

Created time

はじめに　20250404　9:19

調整さんというサイトで参加不参加の出欠を取得している。

調整さん - 簡単スケジュール調整、出欠管理ツール
https://chouseisan.com/

Chouseisan

Chouseisan can be used for planning events, parties, reunions and much more...Totally Free and easy to use.

https://chouseisan.com/

会員登録不要で、簡単に○×△を取得出来てとても便利。

結果もCSVでダウンロード出来て、Excelなどを使えば自由に整形もできる。

経緯

複数イベントで出欠をとった結果をまとめて検討したいときに、ひとつのファイルにまとめたかった。

ふたつのCSVファイルを一つにまとめるスクリプトを準備する。

前提

pythonスクリプトが使える環境を準備する

ここでは「Git bash」を使っている。
pandasなど必要なモジュールもインストールしておく

スクリプトの作成と実行

まとめるCSVの確認

調整さんからCSVをダウンロードすると、下記のようなファイルが取得出来る。

CSVファイル01


参加者,4/5(土) ：13:00-21:00,4/20(日) ：13:00-21:00
Aさん,◯,△
Bくん,◯,△

CSVファイル02


参加者,4/26(土) ：13:00-21:00,コメント01
Aさん,◯,4/20休憩
Bくん,◯,

同じ参加者の項目はまとめて横に繋げたい。

（データベースっぽく言うと「完全外部結合」）

まとめるスクリプトの準備

merge_csv.py


# -*- coding: utf-8 -*-

import pandas as pd
import sys

def get_file_names():
    """
    コマンドライン引数からCSVファイル名を取得します。

    Returns
    -------
    tuple
        CSVファイル名のタプル (file1_name, file2_name)
    """
    if len(sys.argv) != 3:
        print("Usage: python merge_csv.py file1.csv file2.csv")
        print("使い方:")
        print("  - このスクリプトは、2つのCSVファイルを「参加者」という項目をキーに完全外部結合します。")
        print("  - 結果は「merged_result.csv」という名前で保存されます。")
        sys.exit(1)
    
    file1_name = sys.argv[1]
    file2_name = sys.argv[2]
    
    return file1_name, file2_name

def load_csv_files(file1_name, file2_name):
    """
    指定されたCSVファイルを読み込みます。

    Parameters
    ----------
    file1_name : str
        ファイル1の名前
    file2_name : str
        ファイル2の名前

    Returns
    -------
    tuple
        読み込んだデータフレームのタプル (df1, df2)

    Raises
    ------
    FileNotFoundError
        ファイルが見つからない場合に発生
    """
    try:
        df1 = pd.read_csv(file1_name, encoding='utf-8')
        df2 = pd.read_csv(file2_name, encoding='utf-8')
    except FileNotFoundError:
        print("ファイルが見つかりません。")
        sys.exit(1)
    
    return df1, df2

def merge_dataframes(df1, df2):
    """
    「参加者」をキーに完全外部結合を行います。

    Parameters
    ----------
    df1 : pandas.DataFrame
        データフレーム1
    df2 : pandas.DataFrame
        データフレーム2

    Returns
    -------
    pandas.DataFrame
        結合されたデータフレーム
    """
    # 「参加者」をキーに完全外部結合
    merged_df = pd.merge(df1, df2, on='参加者', how='outer')
    
    return merged_df

def save_to_csv(merged_df):
    """
    結合されたデータフレームをCSVファイルに保存します。

    Parameters
    ----------
    merged_df : pandas.DataFrame
        結合されたデータフレーム
    """
    # 新しいCSVファイル名を指定
    output_file = "merged_result.csv"
    
    # UTF-8 BOM付きで保存
    merged_df.to_csv(output_file, index=False, encoding='utf-8-sig')

def main():
    """
    メイン処理。コマンドライン引数からファイル名を取得し、CSVファイルを読み込み、結合し、保存します。
    """
    file1_name, file2_name = get_file_names()
    df1, df2 = load_csv_files(file1_name, file2_name)
    merged_df = merge_dataframes(df1, df2)
    save_to_csv(merged_df)

if __name__ == "__main__":
    main()

実行してみる

同一フォルダ内に作成したスクリプトとマージしたいふたつのCSVファイルを配置する。

引数無しで実行すると使い方が表示される。


$ python merge_csv.py
Usage: python merge_csv.py file1.csv file2.csv
使い方:
  - このスクリプトは、2つのCSVファイルを「参加者」という項目をキーに完全外部結合します。
  - 結果は「merged_result.csv」という名前で保存されます。

問題なく実行されれば何も表示されない。


$ ls
202504_出欠確認01.csv  BK/         file02.csv
202504_出欠確認02.csv  file01.csv  merge_csv.py

$ python merge_csv.py file01.csv file02.csv

$ ls
202504_出欠確認01.csv  BK/         file02.csv    merged_result.csv
202504_出欠確認02.csv  file01.csv  merge_csv.py